亀田医院は、昭和10年に栃木県足利郡吾妻村村上(現栃木県佐野市村上町)に祖父によって開設されました。祖父と父は共に、この地で家庭医・田舎医者として、その生涯を全うしました。三代目である私は幼少の頃より父の後ろ姿を見ながら育ち、何のためらいなく、地域医療に携わるようになりました。
私は地域のホームドクター(かかりつけ医)として働くうちに、医療と介護の複合施設の必要性を痛感して、平成11年4月に「愛・そして未来」を理念とした医療法人を設立、デイケアを併設した在宅医療支援診療所として外来診療・在宅医療・介護サービスを提供してまいりました。さらなる在宅医療の充実を目指して、平成22年7月に佐野市南部の伊保内町に診療所とデイサービスとショートステイを含む「げんき村」を開設しております。
平成26年4月1日より、長男の亀田進吾が当院の副院長(伊保内診療所管理者と兼務)として加わり整形外科領域の充実を図り、地域医療に携わってまいりました。
さて、この度令和2年5月1日より「亀田医院」の管理者・院長を四代目の長男と交替し、私は内科全般の外来診療と在宅医療を中心にかかわってまいります。さらに「伊保内診療所」の管理者として外来診療および介護施設の充実に専念させていただきます。 「最後まで住み慣れた我が家で療養をしたい」あるいは「残された時間を、思い出深い我が家で家族に囲まれ自分らしく過ごしたい」という患者さんの思いを叶えることができるようにと、終末期の在宅での看取りや、癌性疼痛の緩和ケアなどに積極的にかかわる所存です。
これからも「愛・そして未来」をモットーに、これからもスタッフ一同未来に向かって精進いたします。